女性が輝くとき

中学生の時に友達から借りて夢中になって読んだ漫画がある。たしか「ファミリー」というタイトルで舞台はアメリカ、カリフォルニア。作者のマンガ家の方が学生時代に行ったホームステイの経験から描いた作品。
何げないアメリカの一家族を描いているが、ちょっと変わったところは、長男には彼氏がいて、その彼氏は彼のボーイッシュな妹とも仲が良くなり、いわゆる三角関係。
男の子を装っている妹も、その彼に恋をしだんだん女に目覚めるけど、ゲイの彼氏は男の子が好きなのに妹にも心を寄せる…という
なんとも複雑な話。
最後どうなったか…ちょっと忘れた。笑
でも基本的に平和な話なので笑顔で終わったと思う。

だけど、わたしにとってはその当時、ゲイとかかなり刺激的な話、なのにアメリカってそんなことが普通に転がってたりして…
そういう非日常的なことが、なんか自由を象徴しているように感じて、自由の国アメリカに死ぬほど憧れた。
それからアメリカ映画、音楽、情報が少ない中で探し求めた。
そして、必ずいつかアメリカに行くと決めた。
高校卒業後、就職を名目に上京し、海外渡航のチャンスを狙っていた。
25歳の時にかなり強行突破なりにもなんとかカナダに語学留学をした。
当時、アメリカでは日本人留学生が銃で撃たれた事件があったり、銃社会の怖さが明るみにでる。
女一人でアメリカに渡る不安があり、治安の良かったカナダに行くことに。

海外での生活は自分を見直す最高のきっかけだった。そしていろんな未開封の自分を開いた。自分の弱さとも向きあった。(これが一番きつかった)
それと一番気がついたことは、日本人が思う価値観とは広い世界の中の一つにしかすぎないということ。

と同時に日本人女性は世界中の男性からモテる。これは実に本当だった。
日本人女性は男性をたてて奥ゆかしく振る舞うし、尽くしているイメージ。
他の国の女性たちも様々だけど、日本人女性よりは主張をしっかりしている。
あいまい表現の多い日本女性は学ぶべきところは多々あるのだけど。

しかし近年の日本の女性は社会で活躍する時代に変わりつつ…、変わりつつ…
なってるかな?あれ?どうかな。

私はこれでも今年10歳になる息子の母。
普段は「ママ友」との付き合いが主流である。平日ときどきランチなどをする。
主婦は優雅でいいよな…という言葉が聞こえてきそう。

とんでもない。

いつも家庭のこと、子供のこと、ご主人のことを一生懸命に考えて、真剣で、
時々のランチは唯一の息抜きの場。(吐き出しの場?)
絶対に不可欠な時間だと私は思う。
ああ、日本人女性はやはり真面目で我慢強くて、優しくて芯が強いなぁって。
他人ごとのように言うが、本当にそう思う。
(少なくとも私の周りのママ友たちはそう)

私は家庭を守りつつも、ジャズシンガーをやらせてもらっている。
家のことは…掃除とか、時々目をつむってもらっていることもありつつ、
家族は私の音楽活動に不満を漏らしたことはない。(他のことでは多々ありますが...)

ライブで夜、家を空ける時も、きっと寂しいだろうけど口には出さない息子。

そして私の作った曲を好きだと言ってくれる。涙出そう。

家族には心から感謝している。本当に。

だから下手な歌は歌えない。輝いていきたいと思う。

でもスポットライトが当たっている場所が必ずしも舞台ではない。

当たらない場所、みなそれぞれが持っている舞台でがんばっている人はみんな輝いていると思う。

私の同僚(ママ友)たち。みんなすごいなって思う。私も頑張らないとなって思う。


ただ、欲を言えば…
もう少し女性が輝くしくみがあるといいなと思う。
子育てしやすかったり、働きやすかったり…
いろんなことが改善されつつあると思うんだけど、

海外のようにもっとベビーシッターが安価に気軽にあたりまえのように使えたらもう少し違ってたりもするのかもな。

欲を言えばね。

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